■「髪の毛がパサつく」から始まった違和感
長年、コンディショナーを使うのが当たり前だった。
「髪は女の命」とはよく言うし、美容室で勧められるまま
“高保湿・ノンシリコン・ダメージ補修”など、いろいろ試してきた。
でも、どれだけ塗っても、乾かした後の毛先がまとまらない。
むしろ、重くベタつく日もある。
あるときふと、湯船で髪を触りながら、こう思った。
「もしかして…“やめた方がいい”んじゃない?」
■ 「コンディショナーやめるチャレンジ」開始
そんなわけで、実験スタート。
条件はシンプル──シャンプー後、コンディショナーを使わない。
最初の3日間は少し不安だった。でも、その“不安”がまさか裏切られるとは。
■ やめてみて起きた7つの変化
✅ ① 意外と髪、しっとりしてる
「パサパサになる」と思っていたが、逆に自然なツヤが出た。
髪が軽くなり、ドライヤーの風がスーッと通る感じ。
✅ ② 乾かす時間がめちゃくちゃ短くなった
ベタつきが減った分、ドライヤーの時間が明らかに短縮。
夜の家事時間が10分増えた。地味に嬉しい。
✅ ③ 頭皮のベタつきが激減
「午後になると、前髪がペタッとする」あの現象が消えた。
毛穴詰まりの原因が、過剰な油分だった可能性。
✅ ④ 髪がふんわり立ち上がるように
ボリューム感のあるスタイルが決まりやすくなった。
「今日、髪いい感じだね」と言われる日が増えたのは、正直うれしい。
✅ ⑤ お風呂の排水口が汚れにくい(笑)
これ地味だけど最高ポイント。
あのヌルッとしたコンディションカスがなくなるだけで、掃除がラクに。
✅ ⑥ 「頭皮のかゆみ」がゼロに
今まで季節のせいと思っていたかゆみが、
実はコンディショナー残りが原因だったかも?と気づいた。
✅ ⑦ お財布にやさしい
月1本1,500円のコンディショナー代がゼロ。
年換算で1万8,000円の節約。これ、デカい。
■ もちろん、向き不向きはある
❌ 毛先がかなり傷んでる人は注意
ブリーチ毛や縮毛矯正後など、ハイダメージ毛には不向き。
トリートメントの併用や、週末だけケアを入れるのもアリ。
❌ 乾燥しやすい季節は調整を
真冬など乾燥が強い時期は、部分使いやオイル補助をおすすめ。
「完全にゼロ」より「必要な分だけ」が正解。
■ 代わりに何を使ったか?
- 湯シャン+シャンプーのみ(アミノ酸系)
- ドライヤー前に椿油をほんの1滴だけ
- 頭皮マッサージで血流促進
これだけ。むしろ**“引き算のヘアケア”**だった。
■ なんで今まで「足してばかり」だったんだろう?
私たちは、「傷んだら補う」「パサついたら塗る」
そんなふうに、どんどん重ねるケアが当たり前になっている。
でも、髪も肌と同じで、“呼吸したい”のかもしれない。
本来の状態を活かすには、“休ませる”ことが大事だったのだ。
■ 結論:「コンディショナー卒業」は、新しいスタンダードかもしれない
正直、まだ周囲でコンディショナーをやめた人は少ない。
でも、私はこの習慣を変えてから、髪も気分も軽くなった。
なにより、「髪を労る=たっぷり塗る」という思い込みが壊れた。
毎日何気なくやってるルーティン。
それ、本当に“いるもの”ですか?
もし「なんとなく使ってる」なら、ぜひ1週間、やめてみてほしい。
きっと髪が、あなたにとっての“ちょうどいい”を教えてくれるから。