「布団」をやめてみた

はじめに|布団を手放すって、正気か?

「え、冬どうするの?」「背中痛くならない?」「旅館の布団が最高なんだけど!」

そんな声が飛んできそうですが、私は宣言します。
布団、やめてみました。

決してミニマリスト気取りでも、引っ越し途中でもありません。
きっかけは「なんか布団、重い…」という小さな違和感。
そこから始まった、“布団をやめたらどうなるか実験”。
予想外の展開が待っていました。


📦1. そもそもなぜ布団をやめたのか?

一番の理由は「毎朝、布団を畳むのが面倒」でした。
特に忙しい平日、湿気った布団を干せずに1週間…。
カビ? ダニ? 腰痛? そんな心配が積もりに積もって、「これ、手放せないかな?」という思考に。

ある日、試しにマットレス直敷き+薄手の毛布1枚で寝てみたところ…

「え? 悪くないどころか、むしろ快適かも?」

この感覚を皮切りに、私は布団レス生活に突入しました。


🧪2. 1週間:最初はちょっとソワソワした

最初の3日間は、「本当にこれで眠れるのか?」という不安が正直ありました。
布団がないことで“守られている感じ”が減り、心細ささえあったのです。

でも、4日目から不思議と寝付きが良くなりました。

  • 寝返りが打ちやすい
  • 背中の熱がこもらず快適
  • 朝、起きるのが軽い!

これは体温調節と姿勢の自由度が関係していると感じました。


💡3. 1ヶ月:寝具革命が生活に波及する

布団をやめたことで、寝室そのものが「ミニマル空間」に。
畳んだり干したりの手間がなくなり、朝のリズムが加速しました。

そして何より、“呼吸が深くなった”感覚があったのです。

布団の重みや化繊が、知らぬ間に体を締めつけていたのかもしれません。
寝返りと呼吸の連動がスムーズになり、夜中に目が覚める回数が減少。


🔥4. 冬はどう乗り切ったのか?

最大の疑問は「冬、寒くないのか?」だと思います。
答えは、**“工夫次第でむしろ快適”**です。

▶実践した冬対策

  • 敷きパッド+電気毛布(最弱設定)
  • 湯たんぽ1個(お腹か足元)
  • 厚手の毛布を羽織るだけ

これで、布団よりも軽くて暖かい環境が完成。
布団特有の「重さによる圧迫感」から解放され、ぐっすり眠れるようになりました。


🧠5. 精神面への影響も大きかった

面白いのは、布団をやめてから**“朝の切り替え”がスムーズになった**こと。
これは布団が持つ「快適さ=引き留め力」がなくなったからかもしれません。

さらに、「布団がない自分ってすごい」という謎の自尊心まで芽生えました。
持たないこと=軽さ=自由の感覚は、寝具だけでなく日中の選択にも影響を与えます。


📊6. メリット・デメリットを整理

メリットデメリット
畳む・干す手間がゼロ寒冷地や体温低めの人は工夫が必要
寝返りが打ちやすく、睡眠が深くなるおしゃれ感はない
寝室がスッキリ&掃除しやすくなる来客時に驚かれる可能性あり
朝の起床が軽くなる“安心感”を求める人には不向きかも

🎯まとめ|「布団なし生活」は意外にアリだった

「布団=当たり前」という常識を、ふと疑ってみたら、新しい世界が見えました。

もちろん万人に向いているとは限りません。
でも、“寝る”という行為をもっと自由に、自分らしく選ぶこと
それが、より良い暮らしの第一歩なのかもしれません。

布団にさよならを告げてみたら、思った以上に人生が軽くなった。

あなたも一度、寝具との付き合い方を見直してみては?