「朝スマホ」をやめてみた

■はじめに|朝のスマホ、やめるだけで何が変わるの?

「起きた瞬間、スマホを手に取る」
──この習慣、あなたにもありませんか?

ニュース、SNS、LINE、天気、メール、通知の嵐。
気づけば30分が消え、気持ちはどこかザワザワ。
何もしてないのに“何かを終えた気分”で朝が始まる。

そこで、私は試してみた。朝スマホ断ち。
たった数日でわかったのは、「スマホをやめること=情報を遮断すること」ではなく、
“自分に集中できる時間を取り戻す”ことだったのです。


■1. 朝のスマホは“脳を曇らせる”起爆剤だった

朝の脳は、前日のストレスや情報をリセットしている“まっさら”な状態。
しかし、目覚めた瞬間に大量の情報を流し込むとどうなるか。

  • SNSで誰かの幸せを見て、比較モードに入る
  • ネガティブなニュースに気持ちが沈む
  • 脳がマルチタスクに引っ張られ、集中できなくなる

つまり、朝スマホ=脳にノイズを入れる作業なのです。


■2. 1日目|スマホに触れず、ベッドを出た朝

最初の朝。スマホは枕元に置かず、キッチンへ直行。
窓を開けて深呼吸し、お湯を沸かしながら5分間のストレッチ。
部屋は静かで、自分の呼吸と心音が心地いい。

「朝って、こんなに静かで気持ちよかったっけ?」
──これが、第一の“気づき”でした。


■3. 2日目|集中力が爆上がり。読書が頭に入る

スマホを触らない代わりに、朝の読書をスタート。
驚いたのは、内容の理解度が段違いに高いこと。
脳が静かだからこそ、一語一句がスーッと入ってくる。

  • 10分で2ページしか読めなかった本が、30分で30ページ読めた
  • 気づけばマーカーを引きまくっていた
  • 「今日やりたいこと」が自然と明確になる

朝スマホをやめただけで、“集中できる自分”を取り戻した感覚


■4. 3日目|不安より、安心が増えた

最も変化を感じたのは、メンタルの安定感だった。
不思議なことに、「通知を確認していない不安」は、すぐに消える。
それよりも、“今ここにいる自分”への安心感が勝つ

スマホからの刺激を絶った朝は、こんな状態に近い:

  • 「自分の心の声」が聴こえる
  • 「やらなきゃ」が「やりたい」に変わる
  • 一日中、時間に追われずにいられる

これまでの“情報依存”は、自分の内側から目を背けるためだったのかもしれない。


■5. スマホをやめて得られた「5つの宝物」

① 圧倒的な集中力

マルチタスク脳から“シングルタスク脳”へ。
朝の1時間が、仕事の質を底上げする。

② 静けさと落ち着き

情報に引きずられず、自分軸で朝を始められる。

③ 睡眠の質向上

夜スマホも自然と減り、就寝もスムーズに。

④ 習慣が増える

朝ヨガ、日記、瞑想、勉強など“人生に効く時間”が増加。

⑤ 感情の安定

SNSの比較や刺激から離れ、心が静かに満たされる。


■6. 「やめる」と「始まる」は表裏一体だった

「やめたこと」=「失ったもの」ではない。
朝スマホをやめて初めて気づく、“手に入るものの多さ”。

  • 自由な時間
  • 頭のクリアさ
  • 心の余白
  • 感情の安定
  • 小さな幸せに気づく力

つまり、「やめる」は「始める」ことでもある。


■まとめ|スマホを置くだけで、人生のリズムが整う

朝のスマホ習慣は、便利でありながら、
“人生のエネルギー”をじわじわと奪っていく毒でもあった。

でも安心してほしい。やめるのに、根性もアプリもいらない。
ただ、手の届かない場所に置く。それだけでいい。

「朝スマホ断ち」は、誰にでもできる“静かな革命”。
今日の朝から、あなたもその一歩を踏み出してみませんか?