「自己否定」をやめてみた

■ はじめに:「私なんて…」が口ぐせだった

失敗するたびに「やっぱり私はダメだな」とつぶやいていた。
他人に褒められても、「そんなことないよ」と打ち消してしまう。

そんな“自己否定”のループから、抜け出せないまま過ごした20代。

だけどある日、ふと気づいてしまったんです。
一番私を傷つけていたのは、“私自身の声”だったということに。

この記事では、「自己否定をやめてみた私」の体験をもとに、心が少しずつ変わっていった道のりを、リアルな言葉で綴っていきます。


■ 自己否定は、無意識の“呪いの言葉”

自己否定は、まるで習慣のように心に根づいていきます。

  • 他人と比べて落ち込む
  • ミスを過剰に引きずる
  • 褒め言葉を素直に受け取れない
  • チャンスが来ても「自分には無理」と思ってしまう

これらはすべて、“自分で自分にブレーキをかける行為”。
他人から否定されなくても、自分で自分を否定していたら、人生は前に進めない。


■ 自己否定がもたらす「3つの弊害」

① 行動力が激減する

→ チャンスが来ても「どうせ無理」と考えてしまう。
→ 新しい一歩を踏み出す勇気がなくなる。

② 対人関係がギクシャクする

→「自分を下に見ている人」は、相手の優しさも信じられない。
→ どこかで人間関係に壁ができてしまう。

③ 幸せが見えにくくなる

→ 小さな成功も「たまたま」と感じてしまう。
→ 結果、“ずっと満たされない自分”が続く。


■ 自己否定をやめるために試した「5つの習慣」

ここからは、私が“脱・自己否定”のために実践して効果があった習慣をご紹介します。


①「心の声を書き出す」

朝イチや寝る前に、自分が何を考えていたかメモする。
→「こんなに無意識に自分を責めてたの?」と客観視できる。


②「ありがとう」と言われたら、受け止める

つい「いえいえ」と返していたけれど、まずは一度「ありがとうございます」とだけ言ってみた。
→ 謙遜ではなく“受容”の第一歩。


③「できたこと日記」をつける

今日できたことを3つ書くだけ。

  • 早起きできた
  • 忙しい中で洗濯できた
  • ネガティブにならずに1日過ごせた

→ 自己肯定感は“事実ベース”で育つ。


④ 過去の自分と比較する

他人と比べるのではなく、“1年前の自分”と比較してみる。
→ 意外とちゃんと成長していたりする。


⑤ 「無理」と思ったときこそ、一歩だけ進んでみる

完璧を目指さず、1mmでも前へ。
→ 成功体験が少しずつ「自己信頼」へ変わっていく。


■ 自己否定をやめて生まれた“5つの自由”

1. 行動する自由

→ 恐れより、挑戦が勝つ日が増える。

2. 自分を褒める自由

→ 小さな「よくやった」が言えるようになる。

3. 人を羨まなくなる自由

→ 「自分には自分の道がある」と信じられる。

4. 人の目を気にしなくなる自由

→ 自分を肯定できると、他人の評価に依存しなくなる。

5. 自分を大切にする自由

→ ごはんをちゃんと食べる。休む時は休む。
→ 「丁寧に生きる」ができるようになる。


■ おわりに:「否定をやめた私」は、今日も不完全です

正直、今でもたまに自己否定は顔を出します。
でも、そこに飲まれることはなくなりました。

完璧じゃなくてもいい。
落ち込む日があってもいい。
それでも、「自分を責めない」選択ができるようになった。

それが、私の人生の“再スタート”でした。

もし今、あなたが「私なんて…」と感じているのなら、
今日から少しずつ、“否定しない自分”との付き合い方を始めてみませんか?