はじめに──「普通でいよう」と頑張っていたあの頃
「目立たないように」
「変なこと言わないように」
「とりあえず、みんなと同じように」
気づけば、ずっと“普通”でいようとしてきた。
空気を読み、トレンドを追い、無難な選択を繰り返していた。
けれどある日、ふと思ったんです。
**「私、これ誰の人生を生きてるんだろう?」**って。
1. 「普通」は安心だけど、窮屈だった
普通でいることは、確かにラクでした。
否定されないし、浮かないし、怒られない。
でもその分、「自分の好き」がぼやけていく。
「やりたいこと」がわからなくなる。
日々の選択が、全部“他人目線”で決まっていく感覚。
それが、じわじわと心を蝕んでいたのです。
2. 「みんなと同じ」をやめてみたら?
私は小さなことから“普通”を手放してみました。
- 黒ばっかり着てた服を、思い切って真っ赤に
- カフェではいつもラテ→今はハーブティー
- 「土日は休むもの」という常識をやめ、平日に旅に出る
たったそれだけなのに、世界の見え方が少しずつ変わり始めた。
自分の感覚を信じてみるって、こんなにも楽しいんだって。
3. 「ズレてるね」が、最大の褒め言葉に
昔は「変わってる」と言われるのが怖かった。
でも今は、「あなたって変わってるね」と言われたら、むしろ誇らしい。
それってつまり、“誰かと違う”ってことだから。
ちゃんと“私として”生きられてる証拠だから。
「普通でいようとする」のをやめたら、
「自分でいようとする」スイッチが入ったんです。
4. それでも、怖くなる夜はある
とはいえ、100%自由になれたわけじゃない。
「このままで大丈夫かな?」
「人からどう思われてるだろう」
そんな不安がぶり返す夜もあります。
でも、それでいい。
完璧じゃなくていいし、“自由になる過程”も自分らしさだから。
5. 「普通」で苦しんでいる人へ
あなたの“普通”は、誰かにとっては“異常”。
あなたの“異常”は、誰かにとっての“憧れ”。
世界は多様で、どこかにはあなたのペースにぴったり合う空間がある。
その空間を見つけるために、まずは「普通」を手放してみてほしい。
6. 自分らしく生きることは、意外とラクだった
“普通”でいることは、「周囲に合わせること」だから、意外とエネルギーがいる。
でも“自分らしく”いると、何もしなくても自然体。
だから私は、こう思ってる。
**「ラクをしたいなら、“普通”でいるのをやめるべき」**だって。
7. あなたは、“あなた”でいていい
SNSを見て「私って普通すぎるな」と落ち込んでいた頃。
逆に「私はみんなと違いすぎる」と悩んでいた時期。
どちらも、自分を縛っていた“普通”という幻に囚われていただけだった。
だから今は、こう言いたい。
普通じゃなくていい。
“あなたらしい”が、何より一番尊い。
おわりに──“普通をやめる”って、すごく自由だった
最後にひとつ。
私は「普通をやめた自分」がいちばん好きです。
今の私は、誰かの目線じゃなく、自分の直感と対話しながら生きてる。
そして、そんな自分をちゃんと肯定できるようになってきた。
きっとこれからも「普通じゃない」選択をしていく。
でもそれが、人生を面白くしてくれるって、私は知っているから。