「3食食べる」をやめてみた

「食べすぎてる」自覚がなかった私へ

朝・昼・夜。
「とりあえず3食食べるのが普通」と思って、無意識に食べてきた日々。

だけどある日、ふと思ったんです。
──「お腹が空いてる感覚、久しく味わってないな」って。

食べることは楽しみの一つだけど、いつの間にか「義務」になってた。
時間になったから、空いてなくても食べる。
そんな生活に、ちょっとだけ疲れてたんです。

そこで、思い切ってやってみた。
「3食きっちり、やめてみる」実験生活。


朝を抜いてみたら、1日が静かに始まった

まず最初にやめたのは「朝ごはん」。

「朝は食べなきゃダメ」ってずっと思ってたけど、
食べてすぐ眠くなったり、通勤中にお腹の調子が微妙だったり。

試しに1週間、朝を抜いてみた。
そしたらびっくりするくらい頭が冴える

胃が軽いと、体も軽い。
午前中の集中力が明らかに違う。

なにより、朝食のための「準備・片付け」がなくなった分、
朝の静けさをじっくり楽しめるようになった。


昼をしっかり食べて、夜は軽め or 食べない

朝を抜いた分、昼ごはんが最高のご褒美になる。

空腹のピークで食べる一口めは、
まるで“命の染みる瞬間”。

この感覚、ずっと忘れてたんだと思った。

夜はその日のお腹と相談して「軽め」か「食べない」か。
「空腹=敵」じゃなくて、「空腹=本当の自分の声」だって気づけた。


3食をやめて変わった5つのこと

① 食費が減った(体感で月5,000円くらい)

無意識で買ってた菓子パン・おにぎりをやめたら、財布が喜んだ。

② 「空腹」がご褒美に変わった

ただの状態だったのに、いまでは感覚を研ぎ澄ませるチャンスに。

③ 1日がシンプルになった

3食+間食という構造をやめただけで、時間と決断がぐっと減った。

④ 眠気が減った

食後の眠気に悩まされていたが、食事回数が減って激減。

⑤ 自分の体と対話するようになった

「なんとなく食べる」をやめたら、「本当に欲しいもの」が見えてきた。


不安だった「健康面」も安心だった話

「ちゃんと食べないと倒れるんじゃ?」
──と思ってたけど、実際はむしろ逆だった。

血糖値の乱高下もなくなり、むしろ体調は安定
医師のアドバイスを仰ぎつつ、バランスよく1〜2食で調整することで問題なし。

体重も自然に2kg落ちた。
「痩せよう」と思ったわけじゃないのに、気がついたらスッキリ。


「3食」に縛られない生き方もアリかも

大切なのは、「食べる量」より「食べ方と向き合い方」。

無理に真似しなくていい。
だけど、なんとなくのルーティンを見直すことで、
見える景色が変わることもある。

3食をやめたら、心の中に**“自分の食欲”というリズム**が戻ってきた。
誰かの正解じゃなく、自分の声に従ってみると、生きやすくなるかもしれません。


最後にひとこと。

「お腹が鳴る」って、
生きてるってことなんだなぁ。